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コラム

認知症になっても大丈夫!預貯金信託で生活を守る3つのメリット

突然ですが、高齢になると預貯金が凍結されるリスクをご存知でしょうか。
認知症や判断能力の低下により、銀行口座の管理ができなくなると、生活費の支払いが滞ったり、医療・介護費用が確保できなくなったりする可能性があります。

今回は、そんな不安を解消するために注目されている家族信託の預貯金活用について、メリットや手続きの流れ、注意点までをわかりやすく解説します。

※本記事は内容を簡略化して説明しています。詳細は条文を確認するか、専門家にご相談ください。


家族信託とは?預貯金も管理できる仕組み

家族信託とは、自分の財産を信頼できる家族(または信託銀行など)に預け、管理や運用のルールを事前に決めておく仕組みです。
これまでは不動産が中心に使われることが多かったのですが、預貯金も信託の対象にすることで、日常の生活費や医療費の管理をスムーズに行うことができます。

簡単にいうと、**「預貯金の管理を誰に任せるか、どのように使うかをあらかじめ契約で決めておく」**というイメージです。
この仕組みを活用することで、本人が判断能力を失っても、生活資金を確実に確保できます。


預貯金信託で生活を守る3つのメリット

1. 生活費を安定して確保できる

信託契約では、毎月の生活費や医療費の範囲をあらかじめ決めることができます。

例えば、毎月20万円までを自由に使えるように設定しておけば、認知症になった後も生活費が途絶える心配がありません。
光熱費や医療費、保険料などの支払いも受託者が契約に沿って管理するため、本人が直接手続きを行わなくても安心です。


2. 受託者による円滑な資金管理

預貯金を信託すると、受託者(家族や信託銀行)が管理を代行します。

  • 口座の入出金管理

  • 医療費や介護費用の支払い

  • 公共料金や保険料の支払い

受託者が契約に基づき管理するため、本人が手続きできなくても、生活資金の運用や支払いが途絶えることがありません。
これにより、家族の負担も軽減されます。


3. 相続・贈与にも活用できる

信託契約で、死亡後の資金移転先や贈与の方法をあらかじめ決めることが可能です。

  • 遺言書に頼らず財産を渡すことができる

  • 生前贈与や相続税対策としても活用可能

  • 受益者を柔軟に変更できる

契約内容を柔軟に設計できるので、家族構成の変化や生活状況の変化にも対応できます。


信託財産として預貯金を組み込む手順のイメージ

  1. 信託契約の作成

    • 委託者(本人)、受託者(管理する家族や信託銀行)、受益者(資金の受け取り人)を決定

    • 生活費や医療費、贈与の使途を明確に記載

  2. 預貯金を信託口座へ移す

    • 通常の銀行口座から信託口座に移すことで、信託財産として管理開始

  3. 受託者による管理開始

    • 契約書に沿って支払い・管理

    • 必要に応じて契約内容を見直すことも可能


注意すべきポイント

  • 契約内容が曖昧だと、受託者と受益者間でトラブルになる可能性があります

  • 金融機関によって信託口座の開設条件が異なります

  • 税務上の取り扱いや相続・贈与への影響も専門家に確認が必要です


おひとり様・おふたり様での活用イメージ

おひとり様

  • 遠方の家族でも受託者を設定しておけば、生活費が途絶えません

  • 入院や介護施設入所時の資金管理も安心です

おふたり様

  • 夫婦で互いに受益者・受託者として設定可能

  • どちらかが判断能力を失った場合でも生活資金が安定

  • 共有口座を信託すれば、夫婦の生活費をスムーズに管理できます


まとめ:安心老後の第一歩

  • 家族信託で預貯金を管理することで、生活費の安定・資金管理・相続対策を同時に実現できます

  • 契約内容を明確にすることで、家族間のトラブルを防ぎつつ、柔軟に運用可能です


HANAWA行政書士事務所からのご案内

HANAWA行政書士事務所では、全国どこからでもリモートで打合せ可能です。
おひとり様・おふたり様の生活設計や財産管理について、家族信託を活用した具体的なサポートを提供しています。

本記事は分かりやすくするため簡略化していますので、詳細は条文を確認するか専門家にご相談ください


💡 ワンポイントまとめ

  • 預貯金も家族信託の対象にできる

  • 生活費・医療費の管理が安定

  • 相続・贈与にも柔軟に対応可能

  • おひとり様・おふたり様どちらも活用できる

  • 専門家に相談して安全に設計する


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