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コラム

生前にやっておくと安心!「財産目録」づくりの方法を行政書士が解説

「自分が亡くなった後、家族に迷惑をかけたくない」「残された家族がスムーズに手続きできるようにしたい」

そうお考えの方にとって、「財産目録」の作成は非常に有効な手段です。財産目録と聞くと、相続の際に遺族が作るものというイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実はご本人が生前に作成しておくことで、大きな安心とメリットをもたらします。

ご自身の財産を整理し、ご家族の負担を減らすための大切な一歩となる財産目録について、生前に作成することの重要性、具体的な方法、そして行政書士に相談するメリットを分かりやすく解説します。


 

なぜ「生前」に財産目録が必要なの?

 

私たちは日々の生活の中で、意識しないうちに様々な財産を形成しています。預貯金、不動産、株式、保険、年金、車、貴金属、骨董品、そしてデジタル資産(ネット銀行の口座、証券口座、SNSアカウントなど)まで、その種類は多岐にわたります。

しかし、これらの財産がどこに、どれだけあるのか、ご家族がすべて把握しているケースは稀です。相続の場面では、遺族がまず直面するのが「どの財産が、どれだけ、どこにあるかがわからない」という問題です。

財産目録は、いわばご自身の財産の「地図」です。この地図があれば、ご家族は迷うことなく財産を把握し、相続手続きや遺産分割をスムーズに進めることができます。

財産目録がない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 財産の発見漏れ: 存在を知られないままの預貯金や有価証券が見つからず、そのままになってしまう。

  • 相続手続きの遅延: 財産調査に時間がかかり、相続税の申告期限(10ヶ月)までに間に合わないリスクが生じる。

  • 遺産分割協議の長期化: 財産の全体像が見えないため、相続人同士での話し合いが進まない。

  • 手間と費用の増加: 専門家への調査依頼など、余分な費用が発生する可能性がある。

財産目録をあらかじめ作っておけば、**財産の全体像が明確になり、相続人の負担が大幅に軽減されます。**さらに、ご自身の財産を把握することで、遺言書や生前贈与、相続対策の検討にも役立つという大きな利点もあります。

ご家族に余計な心配や負担をかけないためにも、財産目録は「もしも」の時に備える重要なツールなのです。


 

どんなものをリストアップするの?

 

財産目録に記載する財産は、大きく分けてプラスの財産(積極財産)とマイナスの財産(負債・消極財産)があります。

 

プラスの財産(積極財産)

 

  • 現金: 手元にある現金、タンス預金など

  • 預貯金: 銀行名、支店名、口座番号、口座種別(普通・定期など)、残高の目安

  • 有価証券: 証券会社、銘柄、保有数、評価額の目安

  • 不動産: 登記簿上の所在地、地番・家屋番号、種類(土地・建物)、名義の確認(共有名義の場合、持分割合)、固定資産評価額

    • 登記簿謄本(登記事項証明書)や固定資産税納税通知書が参考になります。

  • 自動車: 車種、登録番号、年式など

  • 貴金属・美術品・骨董品: 種類、数量、保管場所など(高価なものは鑑定書なども)

  • ゴルフ会員権・リゾート会員権など

  • 貸付金債権: 個人間の貸し借り、事業上の債権など

  • 退職金・年金: 未支給の退職金や年金、個人年金保険など

  • 生命保険: 保険会社名、契約者名、受取人、保険金額、証券番号、保険の種類

 

マイナスの財産(消極財産・負債)

 

  • 借入金: 借入先、金額、返済状況(住宅ローン、消費者金融からの借入、カードローンなど)

  • 未払金: クレジットカード利用料、公共料金、医療費、家賃など

  • 保証債務: 他人の借金の保証人になっている場合

デジタル資産についても忘れてはなりません。ネット銀行やネット証券の口座、ECサイトの会員情報、サブスクリプションサービス、SNSアカウントなどは、IDとパスワードの管理方法も含めてリストアップしておくと、ご家族が困ることがありません。


 

「財産目録」づくりの具体的な方法と注意点

 

財産目録の作成に決まった書式はありません。ご自身で分かりやすい形式で作成して大丈夫です。手書きでもパソコン(Excelなど)でも構いません。

しかし、以下のポイントと注意点を押さえることで、より実用的な財産目録になります。

  1. 項目ごとに分類する: 預貯金、不動産、有価証券など、種類ごとにまとめてリストアップしましょう。

  2. 詳細情報を具体的に記載する: 各財産について、上記「どんなものをリストアップするの?」で挙げたような具体的な情報を漏れなく記載しましょう。

  3. 重要な書類の保管場所を明記する: 通帳、権利証、証券、保険証券などの実物書類がどこに保管されているかも、目録に記載しておくと非常に親切です。 例:銀行の通帳はリビングの引き出し、権利証は金庫の中など。

  4. 定期的に見直す(更新する): 財産は常に変動します。年に1回など定期的な見直しがおすすめです。特に、引っ越しや転職、結婚、離婚、新たな投資を始めた際などは、都度見直しましょう。

  5. 保管場所とアクセス方法を家族に伝える: 作成した財産目録をどこに保管するのか、そして「もしも」の時にどうすればそれを見つけられるのかを、信頼できるご家族に伝えておきましょう。エンディングノートと一緒に保管するのも良い方法です。

  6. 本人の意思確認もセットで: 目録を基に遺言書を作成する、信託契約を検討するなど、ご自身の意思を財産に反映させることも重要です。


 

専門家「行政書士」に相談するメリット

 

「財産目録を自分で作るのは難しそう…」

実際に取り組んでみると、その複雑さや網羅性に戸惑う方も少なくありません。特に、不動産の正確な情報や、複数の金融機関との取引、デジタル資産の把握などは、専門知識が必要となる場合もあります。

そんな時は、ぜひ行政書士にご相談ください。行政書士は、相続手続きの専門家として、以下のような包括的なサポートが可能です。

  • 財産の調査サポート: ご自身で把握しきれていない財産(特に昔の口座や不動産など)の調査をお手伝いします。

  • 正確な情報の収集: 不動産の登記情報や評価額、金融機関の残高証明書取得など、正確な情報を集めるサポートをします。

  • 目録の作成アドバイス: 財産の種類に応じた記載方法や、見やすく分かりやすい形式のアドバイスを提供します。

  • 法的な視点からの確認: 財産の内容が法的に適切に把握されているか、遺産分割に影響を及ぼす可能性のある情報がないかなどを確認します。

  • エンディングノートや遺言書作成との連携: 財産目録の内容を元に、エンディングノートや遺言書の作成をサポートすることで、より円滑な相続準備を支援します。

  • 成年後見制度の手続き支援: 必要に応じて、成年後見制度の手続きについてもサポートします。

ご自身の財産を整理することは、ご家族への最後の思いやりです。行政書士は、そのお手伝いをすることで、皆様の安心な未来をサポートします。


 

まとめ

 

「財産目録」は、ご自身とご家族を守る大切な備えです。相続の際の混乱やトラブルを未然に防ぎ、安心して人生の後半を迎えるためにも、早めの準備をおすすめします。

  • **財産目録は「財産の地図」**であり、相続手続きをスムーズにするために不可欠。

  • プラスの財産もマイナスの財産も網羅的にリストアップする。

  • 書式は自由だが、詳細な情報と保管場所を明記し、定期的に更新することが重要。

  • 作成した目録の存在と場所を家族に伝え、本人の意思も反映させる

  • 不明な点や複雑な財産がある場合は、行政書士に相談することで安心して作成できる。

HANAWA行政書士事務所では、神奈川県川崎市から一都三県を中心に、財産目録の作成支援を行っております。財産目録の作成をはじめ、相続や終活に関する幅広いご相談に対応しておりますので、「何から始めていいかわからない」という方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。


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