コラム
第2章 初案件との出会い 1-1 マッチングサービスの使い分け
「先生、集客にお困りではありませんか?」
開業届を出して数日もしないうちに、立て続けにかかってきたのは営業電話でした。
電話口で案内されるのは「ホームページ制作一式で数十万円」「ポータルサイトに登録すれば月額固定費で安定集客」――どれも魅力的に聞こえます。
けれど、冷静に考えるとまだ収入ゼロの段階。
高額な広告費や月額固定費を払う余裕などありません。実際に契約を結んでしまった先輩が「半年間で一件も問い合わせがなかった」と嘆いていた話も聞いていたので、不安が膨らむばかりでした。
そんな時に出会ったのが、成約報酬型のマッチングサービス です。
「案件が決まったときにだけ広告料が発生する」という仕組みは、まさに開業直後の自分にとって救いの道でした。
もちろん、マッチングサービスも万能ではありません。
競争は激しく、依頼者が複数の専門家に同時に声をかけることも珍しくない。価格競争に巻き込まれることも多い。それでも、「まずは実績ゼロから抜け出す」ための場としては最適でした。
「一件でもいいから、誰かに選んでもらう」――その思いで、私は成約報酬型に絞って使うことを決めました。
固定費の重圧に怯えるより、成功した分だけ支払う。その安心感は、開業直後の自分にとって大きな支えとなったのです。
HANAWA’s Point(成功のコツ)
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開業初期は固定費を抑えることが第一。
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成果が出たときだけ広告料が発生する仕組みを優先する。
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「まずは一件」の実績作りに全力を注ぐ。
HANAWA’s Check(見落としがちな点)
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成約報酬型でも、応募すれば必ず受注できるわけではない。
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価格競争に巻き込まれるリスクがある。
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依頼が続くと広告料の負担が増えるため、並行して別の集客手段を準備する必要がある。