Tel: 090-3718-2803

営業時間:10:00~23:00
(年中無休)

メニュー

コラム

【連載第6回】老犬ロッキーとパピーのアッシュ ― お昼寝タイムから考える「室内管理契約」と健康管理責任

愛犬エピソード

我が家には、老犬ロッキーとパピーのアッシュという二匹のイタリアングレーハウンドがいます。年齢も体力もまったく異なる二匹ですが、なぜか仲良く寄り添っている姿をよく見かけます。特に午後のひととき、リビングに日差しが差し込む時間になると、自然と二匹はソファの上に集まり、まるで人間の兄弟のように並んでお昼寝を始めます。

ロッキーはすっかり白髪が増え、以前より眠る時間が多くなりました。その背中にアッシュが体を寄せ、安心したように目を閉じる光景は、見ているこちらの心まで温めてくれます。時にはアッシュの元気さにロッキーが迷惑そうな顔をすることもありますが、それでも最終的には同じ場所で眠りにつくのです。

犬は言葉を持ちませんが、こうして一緒に過ごす時間の中で、お互いを信頼し、家族としての絆を深めているのだと実感します。同時に、彼らを安心して暮らさせる環境を整えることは、飼い主の大切な責任だとも感じます。お昼寝する姿を見ながら、ふと「もし自分に何かあったとき、この子たちはどうなるのだろう」と考えることがあります。元気なアッシュと老犬ロッキー、どちらも異なるケアが必要です。だからこそ、ペットの生活と健康を守るための備えが必要だと気づかされます。


室内管理契約と健康管理責任

ペットを飼うということは、可愛がるだけでなく「生涯にわたり責任を持って管理する」ことを意味します。その責任の一部を法的に整理する考え方として「室内管理契約」と「健康管理責任」があります。

1.室内管理契約とは

「室内管理契約」とは、飼い主が不在になる場合に、信頼できる第三者にペットの世話を委託する契約です。たとえば、入院や長期出張、さらには将来の万が一の事態に備え、犬や猫を安心して任せられる体制を整えるものです。

この契約では以下の点を明確にしておく必要があります。

  • 管理内容:餌やり、散歩、トイレの清掃など日常的なケアの範囲。

  • 場所:飼い主の自宅で世話を続けるのか、預かり先に移すのか。

  • 費用負担:フード代・医療費・光熱費などを誰がどのように負担するか。

  • 緊急時対応:体調不良や事故が起きたとき、どの獣医師に連絡し、どの範囲まで治療を受けさせるか。

単なる口約束ではなく、契約書という形に残すことで、ペットの生活環境を安定させ、万が一の混乱を防ぐことができます。

2.健康管理責任と法的視点

ペットは家族同然ですが、法律上は「物」として扱われます。しかし、飼い主には「愛護動物を適切に管理する責任」が課されています。動物愛護管理法に基づき、十分な食事や健康管理を怠ることは虐待にあたり、場合によっては罰則を受けることもあります。

また、ペットの健康状態を放置すると、近隣への迷惑(鳴き声・におい)、感染症のリスクなど社会的トラブルにもつながりかねません。特に高齢犬の場合、介護が必要になり、医療費やケアの時間も増えます。飼い主が一人で抱え込むのではなく、契約や制度を利用して責任を分担することが大切です。

3.具体的な活用例

  • 入院が決まった飼い主が、行政書士を通じて「一時的な室内管理契約」を締結し、知人に世話を依頼するケース。

  • 高齢の飼い主が、自分の死後にペットが行き場を失わないよう、「遺言」や「信託」を活用し、あらかじめ飼育先と費用を指定しておくケース。

  • 共働き家庭が、長時間の留守番によるストレスを軽減するために、専門業者と「定期的な訪問管理契約」を結ぶケース。

いずれも、契約によって「誰が」「どこで」「どのように」世話をするのかを明確にし、責任を伴う形にすることが重要です。

4.行政書士ができるサポート

行政書士は、飼い主の希望をヒアリングし、適切な契約書を作成することができます。また、遺言や信託と組み合わせることで、ペットが将来にわたって守られる仕組みを整備するお手伝いも可能です。ペットと飼い主の関係は深く、愛情だけでなく「法務の備え」が不可欠な時代になっています。


まとめ

ロッキーとアッシュのお昼寝姿を見ながら、「この子たちを一生安心させてやりたい」という気持ちが強まります。しかし現実には、病気や事故、ライフスタイルの変化など、予測できない出来事が起こります。そのときに備えて、室内管理契約や健康管理責任の意識を持っておくことが大切です。

飼い主にもしものことがあっても、ペットの生活環境や健康が守られるように――。それは「愛情を形にする行動」です。

HANAWA行政書士事務所では、ペットの生活管理契約や遺言・信託の仕組みづくりまで、幅広くサポートしています。「まだ元気だから大丈夫」と思っている今こそ、冷静に準備できるタイミングです。

愛犬と過ごす幸せな時間を、これからも安心して続けていくために、一度ご相談ください。
 


HANAWA行政書士事務所のホームページはコチラから

お問合せはコチラから