コラム
第1章 開業直後の孤独と現実 2-3 短期・中期・長期の集客方法を分ける
問いかけ:「半年先の仕事を、あなたはどうやって作りますか?」
開業してすぐ、私は「とにかく今日の案件を取らなければ」という焦りで頭がいっぱいでした。
しかし数か月たつと、別の恐怖が忍び寄ります。
「このやり方で半年後、1年後も仕事は続けられるのだろうか?」
短期的に生活費を稼ぎながら、中期で安定した案件ルートを確保し、長期で「HANAWAといえばこの分野」と言われる状態を作る。この三層の視点を持つことが、開業後すぐの行政書士にとって最大の武器になります。
1.短期(即効性を狙う集客)
開業直後にまず必要なのは 「今すぐ仕事を得る手段」 です。
具体的には以下の方法が中心になります。
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マッチングサービスの利用(ミツモア、ココナラ等)
→ 登録して即日案件に応募できる。報酬は安いが実績づくりには有効。 -
知人・友人への告知
→ 名刺を配るだけでなく「実際に何ができるか」を具体的に伝える。 -
小規模なチラシ配布
→ 自宅周辺や関わりのある地域で配ると反応が出やすい。
💡 短期集客のポイントは「スピード」と「実績づくり」。利益率よりもまず 経験値を貯める ことに重点を置きます。
2.中期(安定を作る集客)
短期で得た案件は不安定で、依頼が続かないことが多いです。そこで次に大切になるのが「半年〜1年スパンで安定を生む施策」です。
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口コミと紹介
→ 短期案件で丁寧に対応し、紹介を生む。これが最も費用対効果が高い。 -
提携関係の構築
→ 司法書士・社労士・税理士など、隣接士業と連携して相互紹介できる関係をつくる。 -
HPやSNSの情報発信
→ 短期では反応がなくても、中期になると「見ていました」という依頼が出てくる。
💡 中期施策は 「信頼の蓄積」 がカギ。数を追うのではなく「紹介やリピートにつながるか」を常に意識します。
3.長期(ブランドを築く集客)
行政書士の仕事は1〜2年で消えるものではありません。むしろ、 「5年後にどうなりたいか」 を考えることが長期的な安定につながります。
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専門分野の確立
→ 入管・相続・建設業許可など、自分が強みを持つ分野を徐々に絞り込む。 -
継続的な情報発信(ブログ・セミナー)
→ 蓄積された記事や実績が「HANAWA先生といえばこの分野」という信頼を形作る。 -
地域・団体との関わり
→ 商工会議所、NPO、留学生支援団体などに参加し、信頼を築く。
💡 長期集客は「ブランド構築」。案件の単価や質が変わり、営業に追われなくても自然に依頼が来る体制を目指します。
HANAWA’s Point(成功のコツ)
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無料でできる集客方法(マッチングサイト・SNS・口コミ)を最優先する
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最初から専門分野を固定せず、短期のうちは幅広く受けて「自分の適性」を試す
HANAWA’s Check(失敗予防)
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HPやSNSに即効性を期待しない(成果は半年後以降)
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専門特化の専属開業はリスク大。無名の状態からは「広く試す」戦略が安全