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Foreign Employment Series
外国人雇用 × CCUS 実務解説

CCUS未登録の建設業者が
外国人雇用で損をする
本当の理由

「CCUSは必要なのか分からない」「導入するメリットが見えない」と感じている建設業者は少なくありません。しかし、外国人雇用を進める中で、CCUS未登録が原因で不利な立場に置かれるケースが現実に起きています。その理由を分かりやすく解説します。

Section 01

CCUS未登録の会社が外国人雇用で損をする3つの理由

01

特定技能の評価制度に対応できず人材確保で不利になる

02

元請企業の要件に入れず仕事の機会を失う

03

技能や経験が正当に評価されず人材の定着率が下がる

CCUS未登録の状態では、外国人雇用において不利に働く場面が生じる可能性があります。特に建設分野では、技能や就業履歴の可視化が重視される傾向にあり、制度や元請の評価との関係で差が生じやすくなっています。ここでは実務上どのような影響があるのかを整理します。

特定技能の評価制度に対応できず人材確保で不利になる

CCUS未登録の場合、外国人材の技能や経験を客観的に示しにくくなり、人材確保の面で不利になる可能性があります。特定技能の技能評価そのものにCCUS登録が法的に必須というわけではありませんが、技能や就業履歴の可視化手段として活用される場面が増えているためです。

国や業界団体は、CCUSを活用した能力評価の仕組みを推進しています。就業履歴や資格情報が蓄積されている場合、受入企業としての説明がしやすくなります。一方で未導入の場合は、他の資料で補足する必要が生じ、評価の見え方に差が出ることがあります。

その結果、同条件で比較された場合に選ばれにくくなる可能性があり、人材確保力に影響が出る点には注意が必要です。

元請企業の要件に入れず仕事の機会を失う

CCUS未登録は、元請企業の評価や選定において不利に働く可能性があります。近年では、一部の公共工事や大手元請・自治体において、事業者や技能者のCCUS登録を加点要素や選定基準として扱う例が増えているためです。

入札参加や下請選定の際に、CCUSの活用状況が評価項目の一つとされるケースがあります。このような場合、未導入であること自体が相対的な評価差につながる可能性があります。

また、CCUSの活用は経営事項審査(経審)の「その他の審査項目(W点)」において加点対象となるため、未導入は評価向上の機会を活かしきれていない状態ともいえます。受注機会や評価面で差が生じる点は実務上の重要なポイントです。

技能や経験が正当に評価されず人材の定着率が下がる

CCUS未登録のままだと、技能者の経験や能力を体系的に管理・可視化することが難しくなり、評価にばらつきが生じる可能性があります。その結果、外国人材の納得感に影響し、定着率に差が出ることがあります。

CCUSを活用している企業では、就業履歴や資格情報を蓄積し、評価や処遇に反映しやすい環境を整えることができます。一方で未導入の場合は、評価基準が属人的になりやすく、不公平感につながる可能性があります。

この違いは、特に長期就労を前提とする外国人材にとって重要な判断要素となるため、結果として人材の定着に影響を与える要因となり得ます。

Section 02

そもそもCCUSは必要かと迷う会社が見落としている2つのポイント

01

制度上は任意でも実務上は必須になりつつある現実

02

外国人雇用制度と密接に連動している仕組み

CCUSは制度上は義務ではない部分もありますが、建設業界全体では活用が広がっています。また、外国人雇用との関係でも実務上の関連性が強まっているため、単独の制度として切り離して考えるのは難しくなっています。

制度上は任意でも実務上は必須になりつつある現実

CCUSは一律に義務付けられている制度ではありませんが、多くの公共工事や一部の元請企業において、評価項目や加点要素として位置付けられつつあります。そのため、今後は活用を前提とする現場が増える傾向にあります。

また、建設分野の特定技能外国人を受け入れる場合には、受入企業および外国人本人のCCUS登録が告示に基づく要件とされており、この点では明確に対応が求められます。

このように、制度ごとに位置付けは異なりますが、総合的には対応の必要性が高まっているといえます。

外国人雇用制度と密接に連動している仕組み

CCUSは法令上、外国人雇用制度と一体の制度ではありませんが、建設分野においては就業履歴や能力評価の管理手段として活用される場面が増えています。

特定技能外国人の能力評価やキャリア形成の場面で、CCUSのデータが参考情報として用いられることがあります。このような運用が広がることで、企業側の管理体制も評価対象となりやすくなります。

そのため、外国人雇用を円滑に進める上でも、CCUSとの関係を踏まえた対応が重要になります。

Section 03

CCUS未導入のまま外国人雇用を続けると起きる3つのリスク

01

在留資格の運用や説明で不利になる可能性

02

監理団体や登録支援機関との連携で支障が出る

03

行政や元請からの評価で遅れを取る

CCUS未導入の状態では、外国人雇用の運用において説明や連携の負担が増える可能性があります。制度対応そのものに直ちに支障が出るわけではありませんが、管理や評価の面で差が生じやすくなります。

在留資格の運用や説明で不利になる可能性

CCUS未導入の場合、外国人材の就労内容や技能水準を説明する際に、裏付け資料の整備に手間がかかることがあります。CCUSの記録がある場合は、就業履歴を一元的に示しやすくなります。

一方で未導入の場合は、雇用契約書や業務記録など複数の資料で補う必要があり、説明負担が増える可能性があります。このような違いは、在留資格の更新や変更の場面での対応負担に影響を与える要因となります。

監理団体や登録支援機関との連携で支障が出る

CCUS未導入は、監理団体や登録支援機関との情報共有の効率に影響する場合があります。これらの機関は、適正な就労管理や支援状況の把握を重視しています。

CCUSを活用している場合は、就業履歴や技能情報の共有がしやすくなりますが、未導入の場合は個別資料での対応が必要となります。その結果、運用負担が増加し、連携の効率に差が生じる可能性があります。

行政や元請からの評価で遅れを取る

CCUSを活用している事業者は、就業履歴管理や能力評価の仕組みが整備されていると評価されやすい傾向があります。そのため、未導入の場合は相対的に評価差が生じる可能性があります。

特に元請企業や発注者は、労務管理やコンプライアンス体制を重視する傾向にあります。この中でCCUSの活用状況が一つの判断材料となることがあります。結果として、導入の有無が評価の差につながる可能性がある点は押さえておく必要があります。

Section 04

CCUSと外国人雇用をセットで整備するための3つのステップ

01

自社のCCUS登録と技能者登録の基本を押さえる

02

外国人材の在留資格と評価制度を整理する

03

元請・制度要件に対応した運用体制を整える

CCUSと外国人雇用は個別ではなく、セットで整理することで効率的に対応できます。段階的に整備することで、負担を抑えながら実務に落とし込むことが可能になります。

01

自社のCCUS登録と技能者登録の基本を押さえる

まず事業者自身のCCUS登録を完了させ、続いて自社で雇用する技能者(外国人材を含む)の技能者登録を進めます。基本情報の整備が、その後のすべての対応の土台となります。

02

外国人材の在留資格と評価制度を整理する

特定技能・技能実習など在留資格の種別ごとに、CCUSとの関係や求められる管理水準を確認します。制度間の要件を整理することで、対応漏れや重複作業を防ぐことができます。

03

元請・制度要件に対応した運用体制を整える

現場ごとのカードリーダー活用や就業履歴の蓄積方法を標準化し、元請企業や行政への説明に対応できる管理体制を社内で整備します。

まとめ

  • CCUS未登録は人材確保・評価・受注の面で差が生じる可能性がある
  • 特定技能ではCCUS登録が告示要件となる場面がある
  • 公共工事や元請評価で活用が広がっている
  • 外国人雇用とCCUSは実務上の関連が強まっている
  • 今後は対応を検討する必要性が高まると考えられる

CCUSは一律に義務化された制度ではありませんが、建設業界全体で活用が進んでいます。外国人雇用を行う場合は、制度の関係性を踏まえた上で、自社に合った対応を早めに検討することが重要です。

業務拡大の場面では、知らないうちに別の法規制の対象に入っているケースが多く見られます。自社の業務内容を一度整理し、判断に迷う場合は早めに専門家へ相談することで、コンプライアンスを守りながら安全に事業を拡大できます。


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