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コラム

実践編 第7回:毎回貼るだけ:ブログリスク低減テンプレ(前提文書+NGスキャン)【行政書士×開業×AI】

Q:行政書士のブログ文書をAIで速く作ると、断定・誇大・成果保証のような"危ない表現"が混ざりそうで不安です。毎回の安全チェックを仕組みにできますか?
A:多くの場合、冒頭に貼る「固定前提文書」と、本文を対象にした「NG表現スキャン」をセットにすると、運用のばらつきやリスクを減らしやすくなります。さらにGAS(Apps Script)で"貼る→スキャン→チェック項目追記"まで半自動にすると、確認の抜けを減らしやすくなります。ただし最終判断(根拠確認、守秘、対外表現の安全性)は必ず人が行います。この回ではテンプレ一式とコピペ用プロンプト、編集手順まで作れます。


ブログは"速さ"より、事故リスクを減らす運用が先に効きます。開業直後は特に、発信が増えるほど確認が抜けやすくなります。そこで第7回は、毎回コピペで機能する固定前提文書と、危ない表現だけを拾うNGスキャンを「リスクを減らすための工夫」として持つ方法をまとめます。まずは"動く最小構成"から始め、必要に応じて辞書や自動化を育てていきます。速くするほど確認が重要、を前提に進めます。


0 事故らないための前提整理(入力ルール・匿名化・辞書の使い分け)

この回で作る「安全装置」一式(固定前提文書+NGスキャン+チェック表)

この回の成果物は、次の3点セットです(いずれも「絶対に安全にする」ではなく、リスクを減らすための仕組みです)。

  • 固定前提文書:ブログ文書の冒頭に毎回貼る「前提の固定」
  • NG表現スキャン:断定・誇大・成果保証・誤認リスクの抽出+言い換え案
  • 公開前チェック項目:AIを使うほど必要になる、人の最終確認の観点を固定化

AIは便利ですが万能ではありません。特に「言い切りの回避」「結果を保証しているように受け取られるおそれのある表現の回避」は、AI任せだと抜けることがあります。速くするほど確認が重要です。

つまずきポイント: 最初から"全部自動"にすると止まりやすいです。まずは「固定前提文書+スキャン+チェック項目」を回し、あとから自動化を足すのが安全側です。


入力しない情報の線引き(個人情報・案件特定情報・機微情報)と匿名化ルール

AIに貼り付けるのは「公開してよい前提の情報」に限ります。次の情報は入力しない運用にします。

  • 依頼者の氏名、住所、連絡先、会社名などの固有名詞
  • 相談経緯が特定できる日時・場所・出来事の詳細
  • 未公開の契約条件、金額、交渉内容など機微情報
  • 画像・PDFのスクリーンショット(特定情報が混ざりやすい)

匿名化ルール(コピペ用)

  • 固有名詞→[依頼者][法人][地域][業務分野] に置換
  • 日付→[時期](例:2026年2月→「2026年初頭」)
  • 数値→レンジ化(例:3件→「数件」)
  • 事例は「実在の個別案件」と分かる情報を落とし、一般化した説明に寄せる

補足(より安全側): 住所・勤務先・家族構成など、単体では弱くても組合せで個人が特定され得る情報も削ります。相談者の同意なく、相談内容を推測できる形で掲載しません。

つまずきポイント: 「一般化したつもりでも、地域+時期+出来事の組合せで特定される」 ことがあります。迷ったら削る、が安全側です。


辞書(Gems/NotebookLM等)に入れるもの・入れないもの(運用の境界線)

辞書化は便利ですが、入れる情報を間違えると事故の近道になります。

入れるもの(おすすめ)

  • 事務所の固定方針(対応範囲、対応姿勢、言い回しの好み)
  • よく使う注意書き・免責の定型
  • NG表現辞書(「必ず」「100%」など)
  • 公開済みの自社ブログ文書(自社の言い回し統一に使う)

入れないもの(原則)

  • 個別案件の固有情報、未公開の依頼者情報、機微情報

つまずきポイント: 辞書に"良さそうな情報"を何でも入れると、後で消せない負債になります。辞書は「公開済み」「一般化できる」「繰り返し使う」から始めると安定します。


1 ハック① 毎回貼る「固定前提文書」を用意する

コピペ用:冒頭に貼る固定前提文書(テンプレ本体)

まずは「毎回貼るだけ」の固定前提文書を用意します。ここがブレると、スキャンしてもリスクが減りにくくなります。

【前提(固定)】
本稿は一般情報として作成しています。個別事情の結論は断定しません。
根拠が必要な箇所、要件判断が絡む箇所は「要確認」と明示します。
誇大表現・成果保証・断定を避け、「一般的には」「場合によっては」等で安全側に寄せます。
最終的な判断(法的判断・要件判断・対外表現の安全性・守秘/個人情報の扱い)は人が行います。
公開前に「公開前チェック項目」を付けます。
 

使いどころ: 制度解説、手続の流れ、報酬の考え方、実績・クチコミ紹介など、ほぼ全てのブログ文書

入力時の注意(匿名化): 固定前提文書は"固定"なので、依頼者情報や具体事例は混ぜません。

NG例(やりがちな悪い入力): 「【前提】A社(実名)の案件について一般情報として作成」 → 固定前提文書に固有名詞を混ぜると、守秘・特定のリスクが上がります。


使いどころ:どの種類のブログ文書にも効く"固定"の考え方

固定前提文書が効く理由は、「本文の出来に依存しない前提の固定」になるからです。AIで作る文書は回ごとに揺れますが、固定前提文書が毎回同じであれば、最低限の安全側の姿勢を外しにくくなります。

つまずきポイント: 固定前提文書を"記事ごとに最適化"し始めると、固定でなくなります。固定は固定のままにし、調整は本文側で行うほうが運用が安定します。


つまずきポイント:前提文書が長くなりすぎる問題と短縮のコツ

短縮の目安は「5行前後」です。削る優先順位は次の順がおすすめです。

  • 残す: 一般情報/断定しない/要確認明示/最終判断は人/公開前チェック
  • 削る: 細かな例外の列挙(例外は本文側、または公開前チェック項目に逃がす)

つまずきポイント: 前提文書が長いほど読まれません。長くなりそうなら「公開前チェック項目」に分離し、固定前提文書は短く保ちます。


2 ハック② 「断定/誇大/成果保証」だけを自動スキャンする

危ない表現のカテゴリ分け(断定・誇大・成果保証・誤認リスク)

スキャン対象をカテゴリで固定すると、迷いが減ります。 ※本稿では便宜上「成果保証」と表現しますが、意図としては「結果を保証しているように受け取られるおそれのある表現」を指します。

  • 断定: 必ず、絶対、〜に違いない
  • 誇大: 日本一、最強、どこよりも、完全に、地域No.1
  • 成果保証: 必ず通る、100%解決、確実に取れる
  • 誤認リスク: 条件を省いて一般化、例外を落として断言、格安・最安を根拠なしに示す

つまずきポイント: AIは読みやすさのために強い言い回しを提案しがちです。読みやすさより、まず安全側です。


コピペ用:危ない表現スキャン用プロンプト(抽出+言い換え案)

長いブログ文書では一度に「全文修正」まで要求すると出力が膨らみやすいです。そこで、①スキャン(軽量)→②全文反映(必要なときだけ) の2段階にします。

コピペ用プロンプト①(軽量:スキャン+言い換え案+要確認)

あなたは行政書士事務所の編集チェック担当です。
次の【ブログ文書】を対象に、「断定/誇大/成果保証/誤認リスク」をスキャンしてください。
法的助言ではなく一般的な情報提供として整え、個別案件の結論は示さないでください。

# 最重要方針
- 不確かな箇所・根拠が必要な箇所は推測せず「要確認」と明示する
- 実績・クチコミ・数値は、結果を保証しているように受け取られるおそれがないよう前提(期間・対象・分母・同意)を添える提案をする
- 固有名詞・具体的な日時・住所など、個人が特定され得る情報は使わない(入力に含まれている前提であっても、出力には出さない)

# 出力形式(最大20件、重要度順)
1) 危ない表現の候補
   - 抜粋(前後1文まで)
   - リスク分類(断定/誇大/成果保証/誤認リスク)
   - なぜ危ないか(1行)
   - 安全側の言い換え案(1〜2案)
2) 「要確認」一覧(根拠・前提が不足している箇所)

---【ブログ文書】---
(ここに本文を貼り付け)

コピペ用プロンプト②(必要時:指摘を反映した全文)

上の指摘(危ない表現と要確認)を反映し、【ブログ文書】を全文で再作成してください。

# 条件
- 冒頭に固定前提文書を残す
- 末尾に「公開前チェック項目」を10個付ける
- 個別事情の結論は断定しない
- 根拠が必要な箇所は「要確認」を明示する
- 実績・クチコミ・数値は、前提(期間・対象・分母・同意)を添え、結果保証に見えないようにする
- 固有名詞・具体的な日時・住所など、個人が特定され得る情報は出力しない

---【ブログ文書】---
(ここに本文を貼り付け)

使いどころ: 公開前の最終チェック、または公開後のリライト時(過去ブログ文書の棚卸し)

入力時の注意(匿名化): 貼り付け前に、固有名詞や相談経緯が混ざっていないか目視します。

NG例(やりがちな悪い入力): 「A社(実名)の許可が必ず通った手順をそのまま貼ります。担当者名は○○です。」 → 案件特定・個人情報・結果保証に見える表現が混ざり危険です。一般化・匿名化が必要です。


つまずきポイント:言い換えが"弱すぎる/強すぎる"ときの調整方法(追いプロンプト)

AIの言い換えが極端なときは、追いプロンプトで軸を戻します。

上の指摘を踏まえて再編集してください。

# 条件
- 訴求(読者メリット)は残す。ただし結果保証に見える語は使わない
- 条件・前提が必要な箇所は「一般的には」「場合によっては」「要確認」で安全側に寄せる
- 修正後の【ブログ文書】を全文で出す(冒頭の固定前提文書と末尾の公開前チェック項目も含める)
- 相談導線(問い合わせ等)を入れる場合は、できること/できないことをセットで書く

つまずきポイント: 追いプロンプトを足しすぎると、指示が衝突してブレます。迷ったら「訴求は残す/結果保証に見える表現は避ける/要確認を付ける」の3点に戻すと整います。


3 仕組み化:GASで「貼る→スキャン→チェック」を半自動にする

構成案:Googleドキュメント/スプレッドシートでの運用フロー(PC前提)

おすすめは次のどちらかです。

A案(軽い):Googleドキュメント1本で完結

  • 冒頭に固定前提文書
  • スクリプトでNG辞書を走査→末尾に結果とチェック項目を追記

B案(育つ):スプレッドシートでNG辞書を管理+ドキュメントで執筆

  • NG表現、カテゴリ、言い換え方針を辞書化
  • チェック結果が資産として積み上がる

つまずきポイント: 最初からB案を作り込むと、辞書設計で止まりがちです。まずA案で回し、NG辞書が増えてきたらB案へ移すほうが安全側です。


PC手順:GASの基本配置(スキャン実行・結果の出力先・ログ)

ここではA案(ドキュメント完結)を例にします。UI表示名は更新される可能性があります。

PC手順

  1. Googleドキュメントで「ブログ文書テンプレ」用の文書を新規作成します
  2. 冒頭に「固定前提文書」を貼ります(前章のテンプレ)
  3. メニューから 拡張機能 → Apps Script を開きます(表示名は環境で異なる場合があります)
  4. 下のコードを貼り付けて保存します
  5. 文書を再読み込みします
  6. 上部メニューに追加された 「ブログ安全チェック」→「NGスキャンを実行」 をクリックします

つまずきポイント(回避策): 初回実行時は権限許可が必要です。許可画面が出ない・進まない場合は、文書の再読み込み、別ブラウザ、別Googleアカウントの誤ログイン確認を行うと解消することがあります(環境差があります)。また、GASには実行時間や呼び出し回数などの制限があり、仕様変更・制限値の見直しがあり得ます。動かない場合は、最新の公式情報も確認してください。

/**
 * ブログ安全チェック(冪等版)
 * - 既存レポートを消してから再生成(結果の増殖を防止)
 * - 段落番号+抜粋つきでヒットを列挙
 * - 例外(除外)ルールに対応
 * - ヒットが多すぎる場合は打ち切り(暴発防止)
 */
const REPORT_MARKER = '===BLOG_SAFETY_REPORT_START===';

function onOpen() {
  DocumentApp.getUi()
    .createMenu('ブログ安全チェック')
    .addItem('NGスキャンを実行', 'scanNg')
    .addToUi();
}

function scanNg() {
  const ui = DocumentApp.getUi();
  try {
    const doc = DocumentApp.getActiveDocument();
    const body = doc.getBody();

    // 1) 既存レポート削除(冪等)
    removeOldReport_(body);

    // 2) NG辞書(最小例。運用で増やす)
    // word: 検知語, cat: 分類, suggest: 修正方針
    const ngList = [
      { word: '必ず',   cat: '断定',   suggest: '「一般的には」「場合によっては」等に寄せ、条件や前提を補う' },
      { word: '絶対',   cat: '断定',   suggest: '言い切りを避け、条件付き表現にする' },
      { word: '100%',   cat: '成果保証', suggest: '結果保証に見えるため避け、前提・範囲・例外を明示(統計は出典も要確認)' },
      { word: '確実',   cat: '成果保証', suggest: '「可能性がある」「傾向がある」等に寄せ、要確認を付ける' },
      { word: '日本一', cat: '誇大',   suggest: '比較根拠がない限り避け、事実ベースの表現にする' },
      { word: '最強',   cat: '誇大',   suggest: '根拠が示せない場合は避け、説明対象の範囲を明示する' },
      { word: '地域No.1', cat: '誇大', suggest: '根拠(調査主体・期間・比較対象)なしでは避ける' },
      { word: '最安',   cat: '誤認リスク', suggest: '比較条件が必要。根拠がなければ避けるか、条件・範囲を明示' },
      { word: '格安',   cat: '誤認リスク', suggest: '価格の前提(範囲・条件)を明示。誤認が出るなら避ける' },
      { word: '最短',   cat: '誤認リスク', suggest: '条件(時期・混雑・追加資料)を添えて誤認を避ける' }
    ];

    // 3) 例外(除外)ルール:誤検知を減らす(必要に応じて追加)
    // 例:「必ずしも」「100%OFF」など
    const excludePatterns = [
      /必ずしも/g,
      /100%OFF/gi
    ];

    // 4) 本文を段落単位でスキャン
    const paras = body.getParagraphs();
    const hits = [];
    const HIT_LIMIT = 200; // 暴発防止(必要なら運用で調整)

    for (let idx = 0; idx < paras.length; idx++) {
      const t = paras[idx].getText();
      if (!t) continue;

      const masked = maskExcluded_(t, excludePatterns);

      for (let j = 0; j < ngList.length; j++) {
        const item = ngList[j];
        const re = new RegExp(escapeRegExp_(item.word), 'g');
        let m;
        while ((m = re.exec(masked)) !== null) {
          hits.push({
            cat: item.cat,
            word: item.word,
            paraNo: idx + 1,
            excerpt: excerpt_(t, m.index, item.word.length),
            suggest: item.suggest
          });
          if (hits.length >= HIT_LIMIT) break;
        }
        if (hits.length >= HIT_LIMIT) break;
      }
      if (hits.length >= HIT_LIMIT) break;
    }

    // 5) レポート生成(末尾に追記)
    const stamp = Utilities.formatDate(new Date(), Session.getScriptTimeZone(), 'yyyy-MM-dd HH:mm');
    const summary = summarize_(hits);

    const lines = [];
    lines.push(REPORT_MARKER);
    lines.push(`【NGスキャン結果】${stamp}`);
    lines.push(`- ヒット件数:${hits.length}(断定:${summary.dantei} / 誇大:${summary.kodai} / 成果保証:${summary.seikahosho} / 誤認リスク:${summary.gonin})`);
    lines.push('');

    if (!hits.length) {
      lines.push('- 該当なし(ただし最終確認は人が実施)');
    } else {
      const limited = hits.slice(0, 50); // 表示は50件まで(読みやすさ優先)
      limited.forEach((h, i) => {
        lines.push(`${i + 1}. [${h.cat}] 「${h.word}」 段落${h.paraNo}`);
        lines.push(`   抜粋:${h.excerpt}`);
        lines.push(`   修正方針:${h.suggest}`);
      });
      if (hits.length > limited.length) {
        lines.push('');
        lines.push(`※表示は${limited.length}件までです。ヒットが多い場合は文書を分割してスキャンしてください。`);
      }
      if (hits.length >= HIT_LIMIT) {
        lines.push('');
        lines.push('※ヒット件数が多いため途中で打ち切りました。文書を分割して再実行してください。');
      }
    }

    lines.push('');
    lines.push('【公開前チェック項目】(毎回ここを確認)');
    lines.push('1. 個人情報・案件特定情報・機微情報が含まれていない(組合せで特定され得る情報も含む)');
    lines.push('2. 個別事情の結論を断定していない(条件が必要なら明示)');
    lines.push('3. 根拠が必要な箇所に「要確認」または根拠メモがある');
    lines.push('4. 誇大表現・結果保証に見える語が残っていない');
    lines.push('5. 例外や注意点を落として一般化していない');
    lines.push('6. 要件・期間・必要書類などが古くなる可能性に配慮している');
    lines.push('7. 実績・クチコミは前提(期間・対象・分母・同意)を添えている(加工・創作がある場合はその旨を明示)');
    lines.push('8. 読者が誤解しやすい箇所に補足がある');
    lines.push('9. 事務所の対応範囲と矛盾がない');
    lines.push('10. 最後に免責があり、対外表現として安全側に寄っている');

    body.appendParagraph(lines.join('\n'));
    ui.alert('NGスキャンが完了しました。末尾に結果を追記しました。');
  } catch (e) {
    ui.alert(`NGスキャンでエラーが発生しました。\n原因:${e && e.message ? e.message : e}`);
  }
}

function removeOldReport_(body) {
  const paras = body.getParagraphs();
  let markerIndex = -1;
  for (let i = 0; i < paras.length; i++) {
    if (paras[i].getText().indexOf(REPORT_MARKER) !== -1) {
      markerIndex = i;
      break;
    }
  }
  if (markerIndex === -1) return;

  for (let i = paras.length - 1; i >= markerIndex; i--) {
    body.removeChild(paras[i]);
  }
}

function maskExcluded_(text, excludePatterns) {
  let out = text;
  excludePatterns.forEach(re => {
    out = out.replace(re, (m) => '□'.repeat(m.length));
  });
  return out;
}

function escapeRegExp_(s) {
  return s.replace(/[.*+?^${}()|[\]\\]/g, '\\$&');
}

function excerpt_(text, index, len) {
  const start = Math.max(0, index - 20);
  const end = Math.min(text.length, index + len + 20);
  return text.substring(start, end).replace(/\s+/g, ' ').trim();
}

function summarize_(hits) {
  const res = { dantei: 0, kodai: 0, seikahosho: 0, gonin: 0 };
  hits.forEach(h => {
    if (h.cat === '断定') res.dantei++;
    else if (h.cat === '誇大') res.kodai++;
    else if (h.cat === '成果保証') res.seikahosho++;
    else res.gonin++;
  });
  return res;
}


スマホ手順(補足):閲覧・軽微修正までに絞った運用(画面差分の注意)

スマホは「実行」より「確認」に寄せると安定します。

  1. Googleドキュメントアプリで該当文書を開きます
  2. 冒頭に固定前提文書があるか確認します
  3. 末尾に「NGスキャン結果」と「公開前チェック項目」が追記されているか確認します
  4. 誤字や言い過ぎを軽微修正し、最終確認はPCで行います

つまずきポイント: スマホはApps Script編集や実行導線がPCと異なり、できる範囲が限られることがあります。PC主導で設計し、スマホは確認中心にするのが無難です。


4 実績・クチコミ・強みを"安全に"載せる(実績が少ない時期の代替も用意)

実績・クチコミの文書で注意すべき表現(結果保証に見えない前提の添え方)

実績・クチコミは安心材料になり得ます。ただし、次の情報を短く添えると誤認を減らしやすくなります。

  • 期間(例:2026年初頭〜)
  • 対象(例:同意が得られた範囲)
  • 分母(例:全件ではなく一部の紹介)
  • 結果保証ではない旨(固定前提文書で担保)

加えて、守秘・個人情報の観点で次も明示すると安全側になります。

  • 同意を得た事例のみ掲載する
  • ケース紹介は事実の範囲に限定する
  • フィクション・加工がある場合は、その旨を明示する

言い回し例(安全側)

  • ×「必ず許可が取れます」
  • ○「一般的にはこの流れで進みますが、個別事情で変わるため要確認です」

つまずきポイント: 「良い話だけ」だと誤認誘発に寄ることがあります。前提(期間・対象・分母・同意)を添えるだけでも、受け取られ方が変わります。


実績が少ない場合の代替安心材料(経歴・学び・専門テーマ・活動の蓄積)

開業前後で実績が少ない・ないのは珍しくありません。その場合は、実績以外の安心材料を積み上げます。

  • 学び: 研修・講座・勉強会(一般化して記載)
  • 専門テーマ: 取り扱い予定の分野、調査・整理の蓄積
  • 地域性: 地域の制度・窓口・実務の導線理解
  • 活動: ブログ更新の継続、FAQの整備、用語集の作成

つまずきポイント: 安心材料を増やそうとして誇大表現に寄りがちです。NGスキャンの対象に含め、強い語が出たら条件・前提を足して安全側に寄せます。


強みが分からない場合:AI壁打ちで整理・言語化する手順(最終決定は人)

「強みが分からない」はよく起こります。AIは整理と候補出しには役立ちますが、採否は人が握ります。

手順(PC)

  1. 経歴・経験・得意を箇条書きで出します(特定情報は入れない)
  2. AIに「強み候補」と「読者メリット」を出させます
  3. 違和感があるものを落とし、言い回しを自分の言葉に寄せます
  4. 固定前提文書+NGスキャンを通します

次のメモから、行政書士事務所としての「強み候補」を3〜5個に整理してください。
- 誇大表現や結果保証に見える表現は避ける
- 強みは「読者メリット(何が助かるか)」まで一文で示す
- 最後に、強みをブログ文書に載せるときの注意点を5つ出す

---メモ---
(匿名化したメモを貼る)

つまずきポイント: AIが「刺さる表現」を優先して強めに言いがちです。強みは盛ることではなく、継続できる説明に寄せます。


5 公開前チェック:速くするほど確認が重要(人が担う最終判断)

公開前チェック項目(事実・根拠・守秘・対外表現の安全性)

固定前提文書とセットで、毎回これを確認します(10項目例)。

  1. 個人情報・案件特定情報・機微情報が入っていない(組合せで特定され得る情報も含む)
  2. 結論の断定になっていない(条件がある箇所は明示)
  3. 根拠が必要な箇所に「要確認」または根拠メモがある
  4. 誇大表現・結果保証に見える語がない(スキャン結果も確認)
  5. 例外や注意点を落として一般化していない
  6. 手続・要件・期間などは古くなる可能性がある旨に配慮している
  7. 実績・クチコミは前提(期間・対象・分母・同意)を添えている(加工・創作がある場合は明示)
  8. 読者が誤解しやすい箇所に補足がある
  9. 事務所の対応範囲と矛盾がない
  10. 免責があり、対外表現として安全側に寄っている

つまずきポイント: チェック項目を"読まずにOKにする"と形骸化します。毎回、最低でも「1・2・3・4」だけは指差し確認する運用にすると効きます。


NGが出たときの編集ルール(短縮・整形・言い過ぎ回避・導線強化)

NGが見つかったら、次の順で直すと迷いません。

  1. 言い切りを外す: 「〜に違いない」→「一般的には〜」「場合によっては〜」
  2. 条件を足す: 誰にでも当てはまるように見える箇所→条件・前提を一文追加
  3. 要確認を付ける: 根拠が揃わない箇所→「要確認」明示
  4. 短縮する: 長文で誤認を生みやすい→要点だけ残す
  5. 導線を整える: 相談導線は「できること/できないこと」をセットで書く

つまずきポイント: 修正で訴求が消えたら、追いプロンプトで「訴求は残す/結果保証に見える表現は避ける/要確認を付ける」に戻して再編集すると整います。


つまずきポイント:AIの指摘が過剰/不足なときの"確認観点"

過剰(何でもNG扱い)なとき:

  • 「一般情報としての説明」と「個別案件の結論」を分けて見直します
  • "禁止"ではなく"条件を足す"で解決できないか確認します

不足(見落とす)なとき:

  • 「必ず」「確実」「100%」「最短」「完全」「最強」など強い語を目視でも拾います
  • 実績・クチコミ周りは前提不足がないか、人の目で再確認します

6 まとめ(運用を止めずに安全を積み上げる)

まとめ:固定前提文書+NGスキャンでブログ運用が安定する理由

ブログ運用は、速さより「リスクを減らす仕組み」が先に効きます。毎回貼る固定前提文書で土台を揃え、NGスキャンで危ない表現だけを拾い、公開前チェック項目で人の最終確認を固定化すると、運用のばらつきやリスクを減らしやすくなります。自動化(GAS)は"最後のひと押し"として、止まらない範囲から始めるのが現実的です。

なお、今回の固定前提文書・スキャン用プロンプト・GASコード自体もAIに作成してもらうことは可能です。ただし本番運用では要件定義・テスト・改修の品質管理が重要になるため、"AIに作成してもらい、それを安全に動かす手順"は実践編(応用)で扱います。


免責

本記事は一般情報であり、個別案件の法的判断・要件判断・対外表現の安全性を保証するものではありません。AI活用は便利ですが、速くするほど確認が重要です。公開可否の最終判断(根拠確認、守秘、個人情報の扱い等)は必ず人が行ってください。また、本稿は行政書士事務所の運用例であり、他業種の広告規制等にそのまま適用できるとは限りません。所属する行政書士会の広告に関する規程・指針等がある場合は、それも確認してください。


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