飲食店営業許可と営業届出は何が違いますか?
飲食店営業許可と営業届出は何が違いますか。名前が似ていて区別がつきません。目的や対象、必要な手続きの違いを教えてください。
最終確認:2026/08/04
飲食店営業許可と営業届出は何が違いますか。名前が似ていて区別がつきません。目的や対象、必要な手続きの違いを教えてください。
最終確認:2026/08/04
飲食店営業許可は、飲食物を調理して客に提供するなど、食品衛生上のリスクを踏まえて法令上「許可業種」とされた営業について、営業前に行政庁の許可を受ける手続です。これに対し営業届出は、許可業種ではないものの、行政が営業者や施設を把握する必要がある食品関係営業について、所定事項を届け出る手続です。
主な違いは次のとおりです。
- 目的
営業許可は、施設が条例で定める基準などに適合しているかを審査したうえで、対象業種の営業を認める仕組みです。営業届出は、HACCPに沿った衛生管理の制度化に伴い、行政が食品等事業者の営業内容を把握するために設けられています。
- 対象
飲食店営業は、食品衛生法施行令上の許可業種に含まれます。一方、営業届出は、原則として「許可業種」と「届出対象外の営業」のいずれにも該当しない食品関係営業が対象です。名称だけで選ぶのではなく、実際の調理工程、販売方法、取り扱う食品によって判断します。
- 手続が発生する場面
許可対象の飲食店を新たに始める場合は、原則として営業開始前に申請し、施設基準への適合について確認を受けます。届出対象の営業では、営業者、施設所在地、営業形態、主に取り扱う食品、食品衛生責任者などを届け出ます。許可営業と届出対象営業を同じ施設で行う場合には、許可申請とは別に届出が必要となることがあります。
- 主な申請・届出先
通常は、営業施設の所在地を管轄する保健所です。窓口のほか、厚生労働省の「食品衛生申請等システム」で許可申請や営業届出を行える場合があります。具体的な提出方法は管轄保健所の案内を確認してください。
【確認するポイント】
まず、提供予定のメニュー、店内調理の有無、仕込み場所、テイクアウト・通販・食品製造の有無を整理してください。例えば、店内飲食だけでなく、菓子や総菜を製造して包装販売する場合などは、飲食店営業許可とは別の許可や届出が関係する可能性があります。
また、施設基準、必要書類、手数料、事前相談や施設確認の方法は、自治体、店舗形態、物件の設備、キッチンカーや臨時営業などの営業形態によって異なります。工事や設備購入の前に、図面と営業内容を保健所へ示して確認するのが安全です。
【確認先・次の行動】
営業予定地を管轄する保健所に、次の内容を伝えて事前確認してください。
そのうえで、「飲食店営業許可が必要か」「営業届出や別業種の許可も必要か」「施設基準を満たすために何が必要か」を確認してください。